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拡張可能経

Extensible Sutra
[ 日本語 | English ]
第零版
最終更新日――2011年12月28日(水)

[第一節]宗教

第一項 実証的な方法によって認識することが不可能な対象を 「超自然的な対象」(supernatural object)と呼ぶ。
第二項 超自然的な対象について述べている命題を 「教義」(dogma)と呼ぶ。
第三項 人間によって実行される定型化された行動のうちで、 超自然的な対象との間に何らかの関連性を持つものを 「儀礼」(ritual)と呼ぶ。
第四項 人間に対して定められた規範のうちで、 超自然的な対象との間に何らかの関連性を持つものを 「戒律」(precept)と呼ぶ。
第五項 教義、儀礼、 戒律などを要素とする集合を「宗教」(religion)と呼ぶ。
第六項 人間が、何らかの宗教に基づいて思考または行動することを、 その宗教に対する「信仰」(faith)と呼ぶ。
第七項 何らかの宗教に対する信仰を持っている人間を、 その宗教の「信者」(believer)と呼ぶ。

[第二節]教祖

第一項 BとDは宗教であり、それらの間に、 Bを特殊化したものがDであるという関係が成り立っているとき、 Dを、Bの「派生宗教」(derived religion)と呼ぶ。
第二項 BとDは宗教であり、それらの間に、 Bを特殊化したものがDであるという関係が成り立っているとき、 Bを、Dの「基底宗教」(base religion)と呼ぶ。
第三項 既存の宗教に対して、 教義、儀礼、戒律などを追加することによって、 その宗教の派生宗教を作ることを、 既存の宗教を「拡張する」(extend)と言う。
第四項 既存の宗教を拡張することによって新しい宗教を作ることを、 新しい宗教を「創始する」(found)と言う。
第五項 何らかの宗教を創始した人間を、 その宗教の「教祖」(founder)と呼ぶ。
第六項 「すべての人間は教祖となることが可能である」 という命題を「万人教祖主義」(omnifundatoresism)と呼ぶ。
第七項 万人教祖主義は真である。

[第三節]共存

第一項 何らかの宗教において、それを構成している教義、儀礼、 戒律などが矛盾を含んでいないとき、 その宗教は「共存」(inclusion)の状態にあると言う。
第二項 既存の宗教を拡張する過程において、 共存の状態を保つことを目的として実行される、 教義、儀礼、戒律などを追加または削除または修正する作業を、 「摺り合わせ」(adjustment)と呼ぶ。

[第四節]経典

第一項 何らかの宗教の教祖またはそれに準ずる人間が、 その宗教について記述した文書を、 その宗教の「経典」(sutra)と呼ぶ。
第二項 BとDは宗教であり、Dの基底宗教はBであるとするとき、 Dの経典を書く人間は、 Dの基底宗教はBであるという意味の記述を書くことによって、 Dに含まれるBについての記述を省略することができる。
第三項 この経典を「拡張可能経」(Extensible Sutra)と呼ぶ。
第四項 この経典に記述されている宗教を 「共存教」(includism)と呼ぶ。
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